流動煙をとどめ二次被害を抑制する!垂壁
火災の真の恐怖は、天井を伝って移動する煙にあります。
もちろん炎も恐ろしいですが、火災により重度の火傷を負う可能性よりも発生した煙を吸い込み意識を失い重度の火傷を負うという事例が多いと指摘されています。
そのため火災対策の基本は、可能な限り延焼を抑えて鎮火を目指すとともに流動煙を抑制しなければなりません。
すでに商業施設や公共施設など不特定多数が利用する場所では、防煙垂壁が利用されています。
文字通り煙の移動を防ぐための天井から垂れている擬似的なガラス壁であり、火災による二次被害を抑制します。
ただし火災の煙は熱を持つため、ガラス壁だと破損してしまいガラス片が廊下に落下することも少なくありません。
ガラス製防煙垂壁の課題である重量と破損時のガラス片の落下を解決したのが、LSシリーズです。
耐熱性の高いガラス繊維と樹脂を併用することでクリアな特殊シートに仕上げており、天井に設置することで流動煙を抑制します。
ガラス板よりも圧倒的な軽量性を誇るほか、額物のようにフレームを採用することで壁状になるため、二次被害を抑えられます。
またノンフレーム型の投手シートも用意しており、目的に合わせて選べるのも魅力です。
透明度の高いシートと乳白色シートの2種類を用意しているのも嬉しいポイントでしょう。
一般的には透明度の高いシートが選ばれていますが、スペースの雰囲気やインテリアに合わせて乳白色を選ぶこともできます。
LSシリーズは、施設利用者を流動煙から守るのに役立つため、火災対策を検討しているなら要チェックです。