不動産の基礎知識
不動産の基礎知識

空きや管理は専門家に委託が安心

日本は少子高齢化による人口減少時代に入り、人口の都市集中が進んでいます。

その結果、東京をはじめとした一部の大都市近郊は人口が増加する一方でそれ以外の多くの地域では人口が減少し、空き家が社会問題となりつつあります。

かつては水と安全はタダ(無料)と諸外国から羨望を込めて謳われ、外出時も鍵をかけない家庭が多かったこの国の地域社会も、核家族化と人々が田舎を離れて都心を目指した結果として治安も悪化とまで言わずとも鍵掛などの自衛が必要になりました。

人が住まなくなった家は窓を開けて空気の入替も行わないため、設備の劣化が早くなりますが、治安の問題を度外視すれば最悪でも設備が使えなくなるだけで、それ以上の損害は起きません。

しかし、空き家問題の本質は治安と安全です。

空き家からの失火で近隣に火災を起こしてしまうことや、不法投棄のターゲットにされるほか、不法侵入者によって犯罪の現場にされてしまうなど、自分自身で予期し得ずコントロールできない出来事に巻き込まれることです。

空き家問題は全国的に懸念されており、国でも空き家対策特別措置法を制定して、問題が起きた場合に所有者の責任を求める方法に進んでいます。

こうした流れの中で、相続して自らは住んでいない空き家などは財産の価値より負担の方が大きくなってしまいます。

そこで、空き家を売却処分すれば使われていない家が必要とされる場所で有効活用されるかもしれませんが、管理さえしておけば都市部に定職を持つ現役時代は無理でも、定年後など晩年に故郷にアイターンする楽しみをのこすこともできます」施設の管理からパトロール迄、空き家管理は専門業者に依頼するのが効果的です